(ポエム)アウトプットの源泉はどこ
こんにちは、ぺらです。この記事はほぼ今年の抱負のようなものです。自分自身がインプットとアウトプットにムラがあることを自覚しています。
そこでこれまでどのような経緯を辿ってきて、今後はどのように進めていきたいのかを整理するために、この記事を書きました。
自身のアウトプットのスタイル
私のアウトプットの源泉を考えると、それは一定の長期的な目標に基づいていると感じます。特に、一つの技術を中心に、その周辺技術を学び進めていくという手法を取っています。ウェブ(マーケティング、制作、収益化)や3DCGの領域を中心に学習やインプットを行ってきました。
トレンドに対応したアウトプットを行う一方で、自分がインプットした内容に基づいてもアウトプットを作り出しています。これらが私のアウトプットの源泉と言えるでしょう。
他人のアウトプットを見てみると、特定の成果物を作り出す目的でインプットを行っているパターンが多く見受けられます。言葉だけでは少し抽象的かもしれませんが、私のアウトプットは、自己成長に役立つ技術のインプットの結果として生まれる副産物のようなものです。
ですから、私のアウトプットの源泉は、自己成長そのものとも言えるでしょう。
自己分析(アウトプットのスタイルの変化)
インターネット上でのアウトプット(ブログやドメインを振ったウェブページ)については、十数年ほど、現在に至るまで様々な規模で行ってきました。
初めてのアウトプット時期
最初の数年間(おおよそ10年前から)は直接的に金銭的な利益が生じるものを主に作成していました。
そのため、必要なスキルの優先度は以下のようになっていました:
- 市場選定
- アウトプットの量
- マーケティング
- アウトプットの質
- 熱意
基本的にはアウトプットの量を増やすことに重きを置いていました。流行りのブログやウェブサイトの内容を参考に、自分のアウトプットの内容を作成していました。YouTubeのショート動画やTikTokなど、流行っているものを取り入れてアウトプットを継続的に実施するという方法でした。
その後、数年経つと効率化や技術的興味からプログラミングやウェブ制作周りのアウトプットを実施するようになりました。この変化は上記のアウトプットの自然な延長線上にあり、アウトプットの量は変わらず、マーケティングや自動化の部分に力を入れるようになりました。
数年後
その時期のスキルの優先度は、 以下のようになりました(ざっくりとしたものですが):
- 市場選定(複数の市場を選定可能に)
- アウトプットの量(知識により自動化や効率化が可能に)
- マーケティング
- アウトプットの質
- 熱意
徐々に技術力が上がり、アウトプットの質が向上しました。ただし、熱意は徐々に下がってきました。これは、安定した収益が得られるようになったからです。その収益を再投資(学費や生活費)に回すことで新しい知識を得ることができ、さらに深い学びを進めることができました。この時期にはトレンドに合わせて自動化やノウハウを利用し、アウトプットを増やしてきました。
その後、技術の理解が深まり、今後の目標が明確になり、上記のアウトプットは一切やめました。
技術的な熱意によって動かされた時期
その後のアウトプットの優先度は、 以下のように変わりました:
- 技術的興味
- 市場選定
- アウトプットの量
- アウトプットの質
主に技術への興味を深め、それによって技術のインプットを行い、そのインプットを元に技術に関する内容のアウトプットを続けてきました。幅広い知識は得られず、関連する狭い分野でのアウトプットが主となりました。アウトプットの内容は主に技術的なものであり、プロダクトというよりは技術調査のようなアウトプットが多くなりました。技術同人誌を書いたりもしていました。
VRChatを始めた後
その後、VRChatを始めたことで、アウトプットのスタイルが再び変化しました。VRChatを始めた当初は、たまたま見たVRChatのダンス動画に興味を持ち、それに関連する内容のインプットやアウトプットが中心でした。この経験を通じて、気づかないうちに技術の範囲が広がり、自分の興味のある領域につながりました。
その結果、 アウトプットの優先度は以下のように変化しました:
- 創造的なアウトプット
- 技術的興味
- アウトプットの量
VRChatを開始してから約1年後、技術的な興味がインプットの源となり、その結果が本質的な技術理解につながりました。最初は多くの応用技術を使用していましたが、次第により深く学ぶことができるようになりました。昨年は技術的な興味(これまでの学びをまとめたもの)を用いてインプットを行い、それに応じたアウトプットを行ってきました。
直近について
こうした経過を通じて、私はシェーダーや3DCGなど、これまで未知だった技術のインプットと理解を深めることができました。私のアウトプットの主目的は、必ずしも収益を得ることではなく、技術力の向上を達成するための学習内容の共有でした。
また、私が得た新たな視点の中には、ハードウェアや有償ソフトウェアなど、以前には接触したことがない領域が含まれていました。一定の余裕ができたり、状況が変わったことで、これらのツールを使うことができるようになりました。今では、BlenderやUnityの使用法に少しずつ慣れ、学んだ内容をアウトプットするようになりました。
今後のアウトプットについて
現在考えているのは、今後どのようにアウトプットを進めていくかということです。次のアウトプットは何にするのか、それを決定することが必要です。また、時間の不足という障壁があります。どのアカウントでどのようにアウトプットを行うのか、それを決めていきたいと思っています。
懸念点
アウトプットの内容は、アカウント(人格)によって変わる可能性があります。これを統合するのか、それともそのまま進行するのか。いくつかのパターンがありますが、現状ではこのアカウントで可能な範囲で実施したいと考えています。
また、11月には技術書典というイベントがあり、そこで本を書くなどしてアウトプットを進めることも考えられます。現在学んでいる知識をベースに本を書くといったアウトプットが最適かと思います。ただし、本を書くだけでは、前のフェーズに戻ってしまう可能性があるため、新しいフェーズでは何か違うアプローチを取り入れて追加の目標を設定したいと考えています。私の思い描くアウトプットは、しっかりとした視点と心を持ったもので、流行りのものを使うだけではなく、仕事につながるものにしたいと考えています。
アウトプットの質
そして、クリエイティビティが高いアウトプットについて考えています。VRや3DCGのような技術や全ての創作物において、アウトプットの質は重要です。これは私自身が特に苦手としている部分です。
今までの長期的な制作は、最長でも1ヶ月から2ヶ月の個人制作が主でした。アウトプットの質を向上させるためには、新しい技術の組み合わせだけではなく、一定の情熱が必要だと感じています。
しかしながら、質の高さという観点からすると、このアプローチだけでは足りません。質の高いアウトプットを生み出すには、新しい技術の組み合わせだけではなく、一定の情熱が必要だと考えています。トレンドを追い続けるアウトプットの源泉としては、これは相反する要素とも言えるでしょう。短期的な成果を追求する場合、収益や仕組みの構築を優先し、収益を最優先する場合には、アウトプットの質を保証するよりも、早くアウトプットすることが重要だと考え、その方向で行動してきました(例えば、メタバース、NFT、AI(LLM)などのバズワードが変化するタイミングに追従するために)。
今後の目標は、特定のトレンドに追従するのではなく、自分がやりたいこと、作りたいものを探し、それを通じて質の高い作品を生み出すことです。しかし、アウトプットの量が質を向上させるという観点から見ると、自分が作りたいものを冷静に、そして確実に見つけ、作り上げることが重要であると考えています。
同時に、私が考える「質の高さ」とは、自己の中である程度定義している概念です。それは「すごい!」「面白い!」「感動した!」といった感嘆符がつくような、人々の心を揺さぶるものを指します。小規模なコミュニティ内では、同じ趣向を持つ人々が集まりやすいため、質が高まると考えています。その範囲を無理に広げる必要はないと思っています。つまり、共感を生み出すコミュニティの拡大は、質の高いアウトプットを生み出す一つの方法だと考えています。質の高さのイメージとしてはTwitterのリツイート機能のような雪だるまがどんどん大きくなって別のコミュニティをなぎ倒しながら波及をしていく感じのイメージを持っています。
さいごに
懸念点にもありますが時間が多く取れない状況になるため、このアカウントでのアウトプットが少なくなってもどこかでアウトプットをしてるのではないかなと思います。